ちょっと変わった猫です。
僕より頭が良くて、優しくて、綺麗な猫で、すっごく可愛いんだけど
ちょっとズルイし、気まぐれで、意地悪だったりします。
でも、可愛いんです。
「ルルーシュ〜」
「……なんだ、ブラッシングは、まだ早いぞ」
「ううん、これこれ！ おやつだよ」
「おやつって……お前な、猫である俺に、『人間様』と同じものを
与えるヤツがいるか」
「そんな『様』だなんて、思ってないだろ。
むしろ『御猫様』だろ」
「お前が甘やかした結果だ」
「間違った方法じゃないし……後悔は全くないよ。
それより、これこれ！ テッテレ〜〜」
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「けーき？ 普通の、じゃないな」
「さすがルルーシュ。普通のケーキじゃないよ。
アイスケーキ！ 食べた事ないだろ？」
「ああ」
「だから、ね！ それと、ほらほら、この飾りさ
ルルーシュに似てると思ってさ」
「まったく……馬鹿な、ご主人様だな」
「ふふ、ご主人様じゃないよ」
「え？」
「君はルルーシュで、僕は枢木スザクだ。
それだけで、十分」
「ば〜か、その変にお気楽な所につけ込まれるんだよ」
「へ？」
「……まぁ、いい。
お前は俺の傍にいれば、いいんだ」
「お言葉、ありがたき光栄〜」
「存分に敬え」
「とりあえず、食べよ。
あ、食べさせてあげるからね〜」
「自分で食べられる……って、コラッ！」
僕は猫と一緒に生活しています。
とっても、とっても、大好きな猫です。
きっと、僕が僕として記憶が始まる、その前から、ずっと
